- えりこ先生
春と秋の花粉症 何が違うの?
皆さんは”花粉症”お持ちですか?
春に始まる、スギやヒノキの花粉で花粉症が出る方も入れば
秋にだけ症状がでる方もいらっしゃいます。
春と秋、花粉症になる原因が根本的に違います。
春の時期は、ストレスなどを一番受けやすい時期です。中医学的にみると五臓の”肝”と関係がある時期になります。
急激に受けたストレスで肝の気の巡りが悪くなってしまうと体の中に湿や熱ができてしまいます。
・花粉の飛散量
・外気の気温上昇
・そして体の中の熱の上昇
3つが合わさると症状が強く出やすくなります。
ですので、花粉症の症状改善のお薬に”肝気”を整える漢方薬を一緒に服用してもらいます。
いっぽう、秋の花粉は夏の気候の影響で夏バテや胃腸が弱っていると、五臓の”脾”が傷ついてしまいます。すると体のエネルギーの元である”気”が足りなくなってしまうため、バリア機能が低下して花粉症が出てしまいます。
秋の花粉の方には花粉症のお薬に、胃腸の機能を上げる漢方薬を併用してお出ししています。
アレルギー検査で陽性が出なくても花粉症の症状で悩んでいらっしゃる方にとっては
ご自身の生活スタイルに様々な原因が潜んでいるという事もあります。
今一度、自分の生活スタイルを見直すいいきっかけになるかもしれませんね。

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