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​肝斑(シミ)

​肝斑(シミ)とは?

シミの最もおおきな原因は紫外線といわれています。またそれ以外の原因としては女性ホルモンバランその乱れやストレスなどがあり、これらがメラノサイト(色素細胞)を活性化してメラニンの最もおおきな原因は紫外線といわれています。ま他それ以外の原因としては女性ホルモンバランスの乱れやストレスなどがあり、これらがメラノサイト(色素細胞)を活性化してメラニンを過剰に分泌した後皮膚表面に、褐色の色素沈着を起こしたものをシミといいます。

​漢方・鍼灸からみるシミ

シミは中医学的に言うと皮膚疾患の一つですので表面からのアプローチからでは完治することができません。

対応方法としては肌のターンオーバー(新陳代謝)を活発にさせることです。

中医学ではこの新陳代謝を低下させシミができやすい状態に陥っている体の状態を改善していくことを目指します。

​シミは中医学的に考えると五臓のうち、肝・脾・腎と特に深く関与していると考えられています。

​シミの中医学的分類

(1)≪肝気鬱血証≫

精神的なストレスなどが原因で肝の疏泄機能が低下することで血や津液がうまく流れなくなります。

すると肌の新陳代謝も低下し、本来垢となって排泄されるメラニン色素が肌に残りやすい状態になってしまい、それが長い間にわたって続くことでシミが肌表面に現れてきます。

シミの色は茶色または灰色で、目の下、頬の高い部分に左右対称にできることがあります。

このタイプの一般的な症状としてはイライラしやすい、ため息をつく、膨満感、女性の方ですと月経痛、月経不順などが起こります。

漢方薬は、”半夏厚朴湯””逍遥顆粒”など疎肝理気剤を使います。

鍼灸では、肝経の経穴、胆経の経穴などを選穴していきます。

(2)≪脾気虚証≫

脾気虚証は気が不足し胃腸の消化吸収が落ちてしまう事で起こります。

食べたものが栄養になって肌が潤うのですが、十分栄養素を送ることができず肌の新陳代謝が低下してしまうために色素沈着を起こりシミとなって肌表面に現れます。

顔色は全体的に黄色みがありシミの色は薄く、鼻や口の周りにできることが多い。

肌の表面にハリや艶が低下していることも多いのが特徴です。

一般的な症状としては、全身倦怠感、消化不良、胃もたれ、泥状便などが起こります。

漢方薬では、”六君子湯””健脾散”などの健脾剤を使います。

鍼灸では、脾の経絡、胃の経絡の経穴を選穴していきます。

(3)≪脾腎陽虚証≫

​慢性的な疲労や冷たいもののとりすぎによって腎がもともと持っている温める作用が低下することによって

​栄養分を隅々まで送り届けることができなくなってしまい肌の新陳代謝が低下してしまい、最終的にシミができてしまいます。

一般的な症状としては、下腹部や腰背部の冷え、手足の冷えなどがあります。

漢方薬では、“参馬補腎丸”などの温補脾腎薬を使います。

​鍼灸では、脾系の経絡、腎系の経絡の経穴を選穴していきます。

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