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​尋常性白斑(白なまず)

​尋常性白斑とは?

​メラノサイトが欠損したことによっておこる白斑の事です。大きさは様々で円形型をしていることもあります。

白毛が見えることもあり、痛みなどはなく自覚症状も全くないため知らず知らずのうちになっている方もいらっしゃいます。手のひらや足の裏を除いて全身どこにでも起こる疾患です。

非分節型は左右対称で出ることが多く、全身に白斑が見られます。神経支配領域と関係なく出て、自己免疫性疾患やストレスが関係してくるともいわれています。

分節型はお子さんに多いタイプで片側に出ることが多く神経支配領域と同じように出ます。

人にうつることはないですし、健康上何かトラブルが出るわけではないのですが美容、そして社会生活のうえで

​ストレスの原因になることも多いため治したいという思いが出てきます。

​漢方薬・鍼灸からみる尋常性白斑

中医学では“白ばく風”と呼ばれる尋常性白斑ですが痛みやかゆみなどは特になく、“風の邪気が皮膚を縛って気血の巡りが悪くなってしまうために肌色からたちまち白色に変化すると考えられています。

早めに治療するのがよく、長期化してしまうと全身に及ぶとも考えられています。

原因はストレスがかかったり不摂生が続いたりなどして気と血がうまく巡らなくなると、皮膚を温めたり滋養することができなくなってしまうた色素脱色・白斑が起こってしまいます。

​尋常性白斑の中医学的分類

(1)≪肝鬱証≫

ストレスなどの影響によって気血の巡りが悪くなると栄養がいきわたらなくなり白斑が起こります。

淡黄色の白斑で女性に多いのが特徴です。月経困難症などを合わせてもっている方もいらっしゃいます。

一般的な症状としてイライラしやすかったり、お腹が張ったりガスやげっぷが出やすかったりします。

漢方薬では、“疎肝理気薬”などを使います。

 

​鍼灸では、“肝経の経絡”“胆経の経絡”などを選穴していきます。

(2)≪腎虚証≫

過労や疲労によって腎が弱ってくると起こるタイプです。

白磁のような白斑が特徴で、男性に多くみられるといわれています。

一般的な症状としては、腰痛、膝痛、足腰の冷えなどがあります。

漢方薬では、“補腎温陽薬”を使います。

鍼灸では、“腎経の経穴"“膀胱経の経穴”などを選穴していきます。

(3)≪お血阻帯証≫

冷えや寒さによって血の流れが悪くなると、新鮮な血液が産生されず皮膚が滋養できないため白斑が生じてしまいます。

少し暗色の白斑ができるのが特徴です。

一般的な症状としては、頭痛、肩こりなどの刺痛が特徴です。

漢方薬では、“活血化お薬”などを使います。

鍼灸では、“血”にかかわる経穴などを選穴していきます。

​漢方薬局 不妊 皮膚

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