​掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは?

​手のひらや足の裏にうみを持った水ぶくれ(膿疱)がたくさんできる疾患です。

まずはじめの症状としては、小さな水ぶくれ(水疱)ができます。できはじめにかゆみを伴うことが多く、しばらくするとかさぶたとなり、はがれ落ちます。まわりの皮膚にも炎症から赤くなって紅斑(こうはん)となり、皮膚が浮いてきてカサカサします。
膿疱は、良くなったり悪くなったりを周期的にくり返していきます。原因は様々ありますが、虫歯や歯槽膿漏、そして扁桃腺炎などの細菌感染からの細菌アレルギーという説、重鎮された歯科材料に反応するアレルギー説などが言われています。女性に多く、胸骨や鎖骨などの関節の痛みを伴う事があります。

漢方薬・鍼灸からみる掌蹠膿疱症

​中医学では“湧泉疸”“掌心疸”などといわれることがあります。

​手のひらや足底に左右対称に出てきて、2~4週間間隔で繰り返し発生し、慢性的に経過していきます。

掌蹠膿疱症の中医学的分類

​(1)脾胃湿熱証

両方の手のひらや足のうらに水疱、膿疱が生じます

漢方薬では、“清熱除湿薬”などを使います。

鍼灸では、“脾経の経絡”“胃経の経絡”などを選穴していきます。

(2)毒熱偏盛証

大きさが様々な水疱や膿疱を生じます。痛みが強く、歩くのが困難になったり発熱などが伴う事もあります、

漢方薬では、“清熱解毒薬”などを使います。

鍼灸では、“三陰交”“豊隆”などを寫法で刺鍼していきます

(3)気陰両虚証

再発を繰り返し症状が不安定な方がこのタイプです。ひどくなる時期には3~5日間にわたって強い痒みが生じます。

漢方薬では、“養陰益気薬”などの漢方薬を使います。

​鍼灸では、患部の周辺に棒状のお灸をします。